アグネス 汗管腫

汗管腫(かんかんしゅ)はAgnes(アグネス)で治療が可能です

こんにちは。秋葉原スキンクリニック 院長の堀内祐紀です。

皆さんの中で目の周りに沢山のプツプツがある方はいませんか?

  • ニキビかな?
  • でもちょっと違うな・・・。
  • 潰そうとしたけど潰れない。
  • 色は肌色だけど、盛り上がっていて意外と目立つ。
  • メイクをするとさらに目立つ。
  • 病院に行ったら治らない。と言われた。

などなど、そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。それは実は汗管腫(かんかんしゅ)という疾患かもしれません。

意外と世の中に多い汗管腫。症状が強い方は何十個と目の周りにできていることもあります。今回は、この治療が難しいとされていた汗管腫の画期的な治療法「Agnes(アグネス)」のお話をさせていただきます。

そもそも汗管腫(かんかんしゅ)とは?

汗を分泌するエクリン汗腺の細胞が増えてしまった結果、イボ状(数ミリ程度)に盛り上がった小さい良性のできものです。痛みや痒みなどの症状はなく、放っておいても悪化する心配はありませんが、一度できると自然に消えることは期待できず、さらに年齢が上がるにつれて大きくなったり、数が増えたりするケースも。主に目の周りにできることが多いのですが、脇の下、稀に外陰部などにもできることがあります。

女性に多く見られ、遺伝があるかも。と言われていますが、はっきりした原因は不明です。

当院の汗管腫患者さんの症例写真

 

汗管腫って意外とやっかい!

数が少ないうちや小さいうちはあまり目立たないのですが、大きいものになると5mm程にもなる汗管腫。色はほとんどが肌色ですが、時にやや赤くなることもあり、盛り上がっているため、メイクをしても隠れないのです。健康面では問題がないとは言え、目の周りにポツポツがあるとニキビのように見えたりシワのように見えたりするので、美容面で気にする方も多いでしょう。

もしかしたらニキビのように潰れるのではないか?と思っていじってしまうと、赤く腫れてさらに目立つようになることもあるやっかいな汗管腫。自力で取ることはまず無理だと思ってください。

汗管腫のおすすめ治療No1!!それは「Agnes アグネス」

今まで汗管腫の治療と言えば、炭酸ガスレーザーを用いてぷつぷつしたものを一つずつ削っていたのですが、なにせダウンタイムが長い・・・。一度に欲張って取るとまぶたが腫れたり、治療後の処置が大変でした。傷が治った後は汗管腫がなくなるため皮膚は平らになるのですが、炭酸ガスレーザーで削ったことによる傷跡が若干残ることも気がかりでした。せっかく美容目的で治療するのですから、結果に妥協はしたくないのです。

そこで登場したのが「Agnes アグネス」という治療法。「Agnes アグネス」とは最新の美容治療で、当院ではニキビ・毛穴の治療や目の下のたるみ取りなどでも使われています。毛穴よりも細い針を汗管腫に差し込み、針の先から汗管腫の奥の方に高周波の熱を伝えます。この熱により汗管腫のいらない細胞を破壊して汗管腫自体を縮めるのです。この治療法の何より良いところは、皮膚表面にごくごく細い針の孔を開けるだけで済むこと。この孔はすぐに塞がる程度のものですので、皮膚表面にダメージはほぼ無し!

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<汗管腫 アグネス治療前後の写真>
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治療後は汗管腫に熱を加えているため、若干、汗管腫が赤くなり、少し腫れる感じがしますが、日常生活には支障がない程度です。従来の炭酸ガスレーザーによる治療と比べると、ダウンタイムはほぼ無いと言っていいでしょう。

<汗管腫 アグネス治療直後の腫れ>

 

汗管腫のAgnes アグネス治療の流れ

まずは白いプツプツの症状が何なのかを診断します。汗管腫であると診断できた場合には、「Agnes アグネス」での治療へと進みます。治療の流れは次の通りです。

  1. 治療部位に表面麻酔を行います。麻酔はクリーム麻酔、または局所麻酔にて行います。30分ほど、麻酔が効くまで待ちます。
  2. 麻酔を拭き取り消毒をします。
  3. 超極細の針を汗管腫一つずつに挿入し、高周波による熱を与え破壊します。
  4. 痛みが強い場合は局所麻酔の注射も併用できます。
  5. 治療当日は洗顔、基礎化粧、パウダー程度のメイクならOKです。
  6. 炎症を抑える軟膏を数日塗ります。
  7. 治療後3〜6ヶ月で汗管腫の縮小を実感できます。

副作用として、治療当日は浮腫んだような腫れが生じますが、時間とともに落ち着きます。2〜3週間ほどメイクで隠れる程度の赤みが続くことがありますが心配ありません。針の挿入部位にごく小さいカサブタが生じることがあります。治療後、周りの組織が腫れるため、一時的に汗管腫が目立って見えることもありますが、徐々にサイズダウンしていきます。

治療後数日は、刺激の少ない洗顔料を使うのがお勧めです。化粧水、乳液もアルコールの入っているような刺激の強いものは避けてください。ファンデーションなどは翌日から可能です。使用の際はこすらないよう優しくメイクアップをしてください。

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汗管腫のAgnes アグネスでの治療のデメリット

一つだけ難点と言えば、この「Agnes アグネス」の治療の効果は残念ながら2,3日で現れるものではなく、1ヶ月単位で実感してきます。多くの方が汗管腫の縮小を実感できるのは3〜6ヶ月経った頃です。忘れた頃にふと、あれ??小さくなっているかも〜♪という感じです。大きいものは数回治療を要することもありますが、小さいものであれば1回でほぼ見えなくなります。

私の外来では、もはや汗管腫は「Agnes アグネス」がファーストチョイス。少し時間がかかっても、最後に効果を実感し、何より皮膚に傷をつけずに済むこの治療が私は大好きです。

 

汗管腫かな?と思ったらまずは皮膚科を受診してみてください。

同じく目の周りや顔に小さな白いポツポツができる症状として「稗粒腫(ひりゅうしゅ・はいりゅうしゅ)」というできものや「青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)」などの疣贅(いぼ)があり、どれも症状が酷似しているため、自分で区別することは難しいでしょう。
特に青年性扁平疣贅の場合は放置すると症状が拡がる可能性があるので注意が必要です。
また顔以外(脇や外陰部)の汗管腫の場合も、それがいぼなのか汗管腫なのか、もしくは別の皮膚疾患なのか自分では判断がつきにくいでしょう。デリケートな場所だけに、相談先を悩んでしまうこともあるかと思いますが、もしそれがいぼや汗管腫なのであれば場所を問わず皮膚科で治療が可能です。
汗管腫かどうかの診察は、保険診療の範囲内でも行えます。

 

汗管腫は漢方薬で治せるの?

汗管腫かと思って皮膚科を受診された方に、イボに効くと言われているヨクイニン(ハトムギ)を処方するケースがあるようなのですが、汗管腫はイボとは異なるので、私は効果があるとは思えません。もし、ヨクイニンでプツプツが小さくなったのだとしたら、それは汗管腫ではなく、青年性扁平疣贅であった可能性があります。

 

汗管腫は塗り薬で治せるの?

汗管腫にディフェリンゲル(一般名:アダパレン、ニキビ治療薬です)やトレチノイン(レチノイン酸)などの塗り薬は効くのか?という質問をいただくことがあります。
ディフェリンゲルでは汗管腫の改善にはつながりません。またトレチノインについても毛穴の詰まりを解消したり、肥厚した角質を剥離したりする作用があり、肌表面がツルツルと滑らかになりますが、ディフェリンゲルと同様に毛穴の奥にある汗腺の異常な発達を抑える作用まではありません。

炭酸ガスレーザーによる治療との比較

炭酸ガスレーザーによる汗管腫治療は、その一つ一つをくり抜くような作業になります。表面だけを削るだけでは不十分で、奥にあるエクリン汗腺が発達して症状が再発してしまうため、少し深めにくり抜く必要があります。くり抜いた後は、一時的に皮膚が点状に凹んだ状態になり、その傷が治癒するまではメイクなどに制限があることがほとんどです。
アグネスによる治療は、異常に発達した汗腺に届くよう針を刺し、汗腺部分を高周波で熱変性させます。これにより変性した汗腺の細胞は徐々に分解されていき、次第に汗管腫による盛り上がりが平らになってくるという仕組みです。
当院でも以前は炭酸ガスレーザーでの治療を推奨していましたが、アグネスの登場により、表皮を傷つけにくいアグネスを治療の第一選択として推奨しています。
しかし、アグネスだけでは完治しないと判断した場合、炭酸ガスレーザーも併用して治療に使うケースもあります。

 

アグネス治療の嬉しい副産物(小じわの改善)


写真は当院で治療中の、汗管腫の患者様の写真です。
まだ治療後6週間の経過なので、小さな汗管腫は縮小が見られるものの、大きなものはまだ目立っています。
しかし、何かに気がつきませんか?
そう、肌質がすごく良くなっているのです!

治療後のホームケアとしてエンビロン化粧品によるAケアを開始していただいているのでその効果も大きいのですが、上まぶたの目頭近辺の小じわ、目の下の小じわが明らかに減少しています。
これはアグネスによる高周波が真皮層にあるコラーゲンを活性化させる作用があるのでその効果によるものです。実はアグネスは小じわの治療としても有効な機械なのです。
汗管腫は目の周りにできやすいですが、目の周りは年齢とともに小じわも増えてくる場所でもあります。汗管腫も小さくしてついでに小じわも減るなんて、嬉しいと思いませんか?

この患者さんの治療経過についてはこちらの記事でもご覧いただけます>>

汗管腫 アグネス治療の副作用

アグネスによる治療中は若干の痛みがあります。
汗管腫治療の場合、当院では表面にクリーム麻酔を使うのですが、それでも針を刺して高周波(熱)を流すため、場所によってはちくっとした多少の痛みが生じます。痛みの感じ方には個人差がありますが、皮膚表面にクリーム麻酔を施すことで、ほとんどの方が治療可能となります。今のところ、耐えられず治療を途中で中止した方はいません。

治療後数日は浮腫んだような腫れが生じます。2〜3週間ほどメイクで隠れる程度の赤みが続くことがあります。針の挿入部位にごく小さいカサブタが生じることがあります。治療後、周りの組織が腫れるため、一時的に汗管腫が目立って見えることもありますが、徐々にサイズダウンしていきます。
治療後数日は、刺激の少ない洗顔料を使うのがお勧めです。化粧水、乳液もアルコールの入っているような刺激の強いものは避けてください。
ファンデーションなどは翌日から可能です。こすらないように優しくメイクアップしてください。

汗管腫 アグネス治療の料金

1〜10個 ¥30,000(麻酔代 +¥3,000)
11〜20個 ¥35,000(麻酔代 +¥3,000)
21〜30個 ¥40,000(麻酔代 +¥3,000)
31〜40個 ¥50,000(麻酔代 +¥3,000)
41個以上、追加1〜10個ごとに ¥10,000 (41個以上のクリーム麻酔は一律¥5,000)
初・再診料と保険適用以外の治療費・薬剤などには別途消費税が必要となります。(初診料¥3,000・税別、再診料¥1,000・税別)

 

まとめ

目の周りにできる白いプツプツは、自分で潰したりせず、まずは皮膚科で診断してもらいましょう。そして汗管腫と診断されたら、従来の治療に比べて圧倒的にダウンタイムが少ない「Agnes アグネス」での治療を私はお勧めします。

長年汗管腫で悩んでいる方。以前、レーザーで治療したけどもう少しアフターケアが楽なものがいいな。と思っている方。なるべく傷跡を残したくない方。そんな方は「Agnes アグネス」を是非体験してみてください。

↓治療前

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↓治療後 3ヶ月

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↓治療前

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↓治療後 3ヶ月

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当院で治療を受けられている汗管腫のモニターさんの治療経過をこちらの記事で公開しています

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著者について

秋葉原スキンクリニック院長 堀内 祐紀

秋葉原スキンクリニック院長 堀内 祐紀

東京女子医科大学出身。東京女子医科大学病院、都内美容皮膚科クリニック勤務を経て、2007年4月に秋葉原スキンクリニックを開院。
(所属学会)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本脱毛医学会理事
日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会・日本レーザー医学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本香粧品学会 所属
Allergan Medical Institute Jpan Trainer
Aケア協会アドバイザー